約400年の伝統をもつ奇祭!久富観音堂盆綱曳きレポート
筑後市の久富地区で、寛永20年(1643年)から始まったといわれる『久富観音堂盆綱曳き(ひさどみかんのんどうぼんつなひき)』。
8月14日の盂蘭盆(うらぼん)に行われ、不幸にして成仏できずに死んだ気の毒な亡者を、お盆の一日だけでも地上に引き上げ、極楽浄土に招いて食べ物を与えてやろうという慈悲の供養「施餓鬼(せがき)」行事の一種ですφ(・∀・*)
毎年、たくさんの報道機関の方々や、アマチュアカメラマンの皆さんが取材や写真を撮りに来てくださるこの行事、ちくてく新聞でも追っかけました~!
まずは、身体を真っ黒に塗るためのススの準備。
実はこのスス、銭湯の煙突のススをこの為に1年間ためていただいていたそう!
かつては、各家庭のかまどからススを集めていたそうですよ★

「わー!ざらざらするよぉー!」
地区の小学生男児、3年生から6年生までの参加が多いそうですが、小学低学年の子もがんばっていました♪
昨年は41人だった参加希望者、今年は65名だったそうです!

顔まで真っ黒!腰にはワラミノ、頭にはつのに見立てた縄を巻いて、地獄の釜番である鬼に変身です!

「ワッショイ、ワッショイ!」直径30cm、長さ20m、重さ約400kgの盆綱を曳いて、約3kmの道のりを練り歩きます。

全国80の綱曳き(そのうち盆綱曳きは65)がある中で、久富のように黒く塗るものは他にはないとのこと(*ノ・ω・)ノ
小学校の教科書にも、載る予定だそうですよ★

天神神社に到着!
2畳ほどの小さな祠に、下学年の子どもたちが上がり、一斉に足を踏み鳴らす「足ふみ」。
ドンドンという音が雷を連想させ、天神様への雨乞いの儀式なのだそうです。
久富地区は高台にあり、川や雨水を溜めるため池もなく、飢饉を防ぐための儀式だったのですね!

家族や地域の方達が待つ観音堂へ笑顔でゴール!
ちくてく新聞記者も、感動でウルウル来ちゃいました(´ω`。)

最後は小学校のプールで、ススを落とします。
気持ちよさそう!
約400年も続き、福岡県の無形民俗文化財にも指定されているこの伝統的な行事、先祖代々参加していますと誇らしげにお話ししてくださった久富地区の方の笑顔が印象的でした♪
500年も、600年も、長ーく続いていくよう、皆で守っていきたいものですね。

8月14日の盂蘭盆(うらぼん)に行われ、不幸にして成仏できずに死んだ気の毒な亡者を、お盆の一日だけでも地上に引き上げ、極楽浄土に招いて食べ物を与えてやろうという慈悲の供養「施餓鬼(せがき)」行事の一種ですφ(・∀・*)
毎年、たくさんの報道機関の方々や、アマチュアカメラマンの皆さんが取材や写真を撮りに来てくださるこの行事、ちくてく新聞でも追っかけました~!
まずは、身体を真っ黒に塗るためのススの準備。
実はこのスス、銭湯の煙突のススをこの為に1年間ためていただいていたそう!
かつては、各家庭のかまどからススを集めていたそうですよ★

「わー!ざらざらするよぉー!」
地区の小学生男児、3年生から6年生までの参加が多いそうですが、小学低学年の子もがんばっていました♪
昨年は41人だった参加希望者、今年は65名だったそうです!

顔まで真っ黒!腰にはワラミノ、頭にはつのに見立てた縄を巻いて、地獄の釜番である鬼に変身です!

「ワッショイ、ワッショイ!」直径30cm、長さ20m、重さ約400kgの盆綱を曳いて、約3kmの道のりを練り歩きます。

全国80の綱曳き(そのうち盆綱曳きは65)がある中で、久富のように黒く塗るものは他にはないとのこと(*ノ・ω・)ノ
小学校の教科書にも、載る予定だそうですよ★

天神神社に到着!
2畳ほどの小さな祠に、下学年の子どもたちが上がり、一斉に足を踏み鳴らす「足ふみ」。
ドンドンという音が雷を連想させ、天神様への雨乞いの儀式なのだそうです。
久富地区は高台にあり、川や雨水を溜めるため池もなく、飢饉を防ぐための儀式だったのですね!

家族や地域の方達が待つ観音堂へ笑顔でゴール!
ちくてく新聞記者も、感動でウルウル来ちゃいました(´ω`。)

最後は小学校のプールで、ススを落とします。
気持ちよさそう!
約400年も続き、福岡県の無形民俗文化財にも指定されているこの伝統的な行事、先祖代々参加していますと誇らしげにお話ししてくださった久富地区の方の笑顔が印象的でした♪
500年も、600年も、長ーく続いていくよう、皆で守っていきたいものですね。

久富盆綱曳きに行ってきました

久富観音堂を出発して綱を曳きながら久富区内3200mを練り歩くこの行事、当日準備は朝8時から始められます。
無形民俗文化財に指定されているだけあって、準備の時点から多くの見学者で賑わっていました。
(間違って熊野神社に行ってしまって、何で誰も来ないの(・∀・)?と思いながらボヘーっと待ってたのはナイショ・・・)

子どもたちを真っ黒に彩るスミは、何度も篩にかけてキメを細かくした煤を、更にすり鉢で擂りながら水で延ばして作ります。
鉢一杯するのに20分はかかるとか(ノ゚□゚)ノ
お話を聞かせてくださった方は、「腕がこわる」と言いながらも「そのまま塗られると痛いけんね」と一生懸命煤の粉を擂ってらっしゃいました。

こちらはこれから曳く綱を綯っているところ。
除災招福の願いを込めて、左綯に綯うんだそうです。

ある程度下まで綯ったら、数人がかりで引っ張ります。
これを繰り返して、綱が出来上がっていきます。

9時15分頃からは、子どもたちをスミで子鬼に変身させます。
ムラが出ないように丁寧にスミを塗られていました。

こちらの子鬼はいい笑顔♪
耳までしっかり真っ黒です。

9時40分からの開会式では、「具合が悪くなったらすぐに言うように」と繰り返し注意喚起されていました。
今日はお天気もよく日差しも強く、炎天下で熱中症になったら大変ですもんね(;´Д`)
ボランティアで看護師さんも参加され、救護車も用意されていました。

開会式の後は、保存会の会長さんがお神酒で綱をお清めして、花火の音とともに出発です。

わっしょい、わっしょいと掛け声も勇ましく、子どもたちが盆綱を曳いて地区内を練り歩きます。

途中の天神神社では、お堂の中でドスンドスンと足を踏み鳴らして雨乞いの儀式。
五穀豊穣を願います。
(暗いお堂に子どもたちが溶け込んでしまってますが(´∀`;)

約1時間の後スタート地点の久富観音堂に戻ってきたら、綱で作った土俵の中で万歳三唱をして盆綱曳きは終了です。
行事は1日だけですが、保存会の方たちは1年かけて煤を集め綱を綯い腰紐を編んでこの日に備えます。
煤も藁も現代の生活では簡単に手に入るものではなくなっているそうで、お話を聞くにつけ伝統を守ることの難しさを知り、またしっかり守っていらっしゃる保存会や久富地区のみなさんに頭の下がる思いを感じた一日でした。
8月14日(火)は、久富観音堂盆綱曵き
ロンドンオリンピックもまだまだ盛り上がっております!
アツい夏はまだまだ続きそうですね♪
花火大会、夏祭りとイベント盛りだくさんのシーズンですが
お盆は筑後市のちょっと変わった可愛い伝統行事にでかけてみませんか?
筑後市久富地区で行われる久富観音堂盆綱曳きは、
毎年8月14日の盂蘭盆(うらぼん)に行われる施餓鬼(せがき)行事で、
不幸にして成仏できずに亡くなった気の毒な亡者の霊を供養するために始められたそうです。
この行事が始まったのは、約370年前の寛永20年(1643年)といわれています。

(↑昨年は、大雨だったんですよ。雨の中、みんながんばりました!)
また、寛永18年、19年の大凶作で亡くなった子どもたちの霊を
慰めるために始まったという説もあります。
アツい夏はまだまだ続きそうですね♪
花火大会、夏祭りとイベント盛りだくさんのシーズンですが
お盆は筑後市のちょっと変わった可愛い伝統行事にでかけてみませんか?
筑後市久富地区で行われる久富観音堂盆綱曳きは、
毎年8月14日の盂蘭盆(うらぼん)に行われる施餓鬼(せがき)行事で、
不幸にして成仏できずに亡くなった気の毒な亡者の霊を供養するために始められたそうです。
この行事が始まったのは、約370年前の寛永20年(1643年)といわれています。

(↑昨年は、大雨だったんですよ。雨の中、みんながんばりました!)
また、寛永18年、19年の大凶作で亡くなった子どもたちの霊を
慰めるために始まったという説もあります。
雨の盆綱曳き
早朝から雨が降ったり止んだり。
昨日(8月14日)は、雨の盆綱曳きでした。
みんな、一生懸命がんばりましたよ。
境内には、全身真っ黒に仕上がった黒鬼たちが勢ぞろい。
何度見ても、やっぱりかわいいです♪

観音堂の前には、今年も立派な盆綱ができあがっています。
出発前にお神酒でお清め。

「パン、パン、パン、パン!」
午前10時、花火の合図で出発!

「わっしょい!わっしょい!わっしょい!わっしょい!」
元気な声が響きます。雨も上がってひと安心。

・・・と思いきや、途中からまた雨!
黒鬼さんはもちろん、大人もカメラマンもずぶぬれです・・・。

もうちょっとだよー。がんばれ、がんばれ。
「わっしょい、わっしょい。」

観音堂が見えてきたよ!
ゴール間際、あれれれ?肌の色が見えてきてる??

このあと、境内までの直線距離数メートルを
全速力で走ります。
「わっしょい、わっしょい!わっしょい、わっしょい!」
みなさん、ほんとおつかれさまでしたー。
パチパチパチパチ。
昨日の夕方のニュース番組でも
ちびっこたちの勇姿が登場していましたよ。
筑後市の昔から変わらないおぼんの風景、いいですね。
昨日(8月14日)は、雨の盆綱曳きでした。
みんな、一生懸命がんばりましたよ。
境内には、全身真っ黒に仕上がった黒鬼たちが勢ぞろい。
何度見ても、やっぱりかわいいです♪

観音堂の前には、今年も立派な盆綱ができあがっています。
出発前にお神酒でお清め。

「パン、パン、パン、パン!」
午前10時、花火の合図で出発!

「わっしょい!わっしょい!わっしょい!わっしょい!」
元気な声が響きます。雨も上がってひと安心。

・・・と思いきや、途中からまた雨!
黒鬼さんはもちろん、大人もカメラマンもずぶぬれです・・・。

もうちょっとだよー。がんばれ、がんばれ。
「わっしょい、わっしょい。」

観音堂が見えてきたよ!
ゴール間際、あれれれ?肌の色が見えてきてる??

このあと、境内までの直線距離数メートルを
全速力で走ります。
「わっしょい、わっしょい!わっしょい、わっしょい!」
みなさん、ほんとおつかれさまでしたー。
パチパチパチパチ。
昨日の夕方のニュース番組でも
ちびっこたちの勇姿が登場していましたよ。
筑後市の昔から変わらないおぼんの風景、いいですね。
昨年の盆綱曳きレポート!
先日もご紹介しましたが今週末の8月14日(日)に久富観音堂盆綱曳きが行われます!
昨年(2010年)わたしが参加した様子を筑後市観光協会のホームページにアップしました。
「こんなお祭りなんだ!」と少しでも知っていただけたらうれしいです。
真っ黒のちびっこたちが、とてもかわいいですよ。

2010年久富観音堂盆綱曳きのフォトギャラリーもご覧ください♪ → こちら
昨年(2010年)わたしが参加した様子を筑後市観光協会のホームページにアップしました。
「こんなお祭りなんだ!」と少しでも知っていただけたらうれしいです。
真っ黒のちびっこたちが、とてもかわいいですよ。

2010年久富観音堂盆綱曳きのフォトギャラリーもご覧ください♪ → こちら
8月14日は久富観音堂盆綱曳き
今日は、8月14日(日)に筑後市久富地区で行われる久富観音堂盆綱曳きのご紹介!
毎年8月14日の盂蘭盆(うらぼん)に行われる施餓鬼(せがき)行事で、
不幸にして成仏できずに亡くなった気の毒な亡者の霊を供養するために始められたそうです。
この行事が始まったのは、約370年前の寛永20年(1643年)といわれています。

また、寛永18年、19年の大凶作で亡くなった子どもたちの霊を
慰めるために始まったという説もあります。
地区の小学生男児約50人が
全身をススで真っ黒に塗り、
腰にはワラミノ、頭には角に見立てた縄を巻いて
地獄の釜番である鬼に変身!

直径30センチ、長さ20メートル、重さ約400キロの立派な綱を曳いて、
「わっしょい!わっしょい!」の掛け声とともに約3キロの道のりを練り歩きます。
福岡県の無形民族文化財に指定されている、
珍しいお祭りで、カメラマンもとっても多いです。
朝8時ごろから、ちびっこたちが
ススを塗り始めるのですが
元気いっぱい、お互いに塗り合って大騒ぎ!
そこも見どころですよ。
後日、昨年のレポートも紹介しますね。
お楽しみに。
久富観音堂盆綱曳き
日時:8月14日(日) 10時出発(子どもたちの準備は、8時ころから)
場所:久富熊野神社境内出発(筑後市久富地区)
大きな地図で見る
毎年8月14日の盂蘭盆(うらぼん)に行われる施餓鬼(せがき)行事で、
不幸にして成仏できずに亡くなった気の毒な亡者の霊を供養するために始められたそうです。
この行事が始まったのは、約370年前の寛永20年(1643年)といわれています。

また、寛永18年、19年の大凶作で亡くなった子どもたちの霊を
慰めるために始まったという説もあります。
地区の小学生男児約50人が
全身をススで真っ黒に塗り、
腰にはワラミノ、頭には角に見立てた縄を巻いて
地獄の釜番である鬼に変身!

直径30センチ、長さ20メートル、重さ約400キロの立派な綱を曳いて、
「わっしょい!わっしょい!」の掛け声とともに約3キロの道のりを練り歩きます。
福岡県の無形民族文化財に指定されている、
珍しいお祭りで、カメラマンもとっても多いです。
朝8時ごろから、ちびっこたちが
ススを塗り始めるのですが
元気いっぱい、お互いに塗り合って大騒ぎ!
そこも見どころですよ。
後日、昨年のレポートも紹介しますね。
お楽しみに。
久富観音堂盆綱曳き
日時:8月14日(日) 10時出発(子どもたちの準備は、8時ころから)
場所:久富熊野神社境内出発(筑後市久富地区)
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